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電動サイドブレーキの仕組みと使い方を徹底解説!オートと手動の違い・解除できない時の対処法・ドラム式とディスク式の違いも紹介

電動サイドブレーキ(EPB)は、ボタンひとつで車を確実に止められる便利な装置です。しかし、使い方や仕組みを知らないまま乗ると、不安やトラブルの原因になることもあります。この記事では、EPBの基本構造からディスク式・ドラム式の違い、オートモードと手動モードの使い分け、操作トラブルの具体例、坂道駐車や中古車購入時の注意点まで、初心者でも分かるように詳しく解説します。

この記事でわかること

  • EPBの基本仕組みと操作方法
  • ディスク式とドラム式の違いと特徴
  • オートモードと手動モードの切り替え方と使い分け
  • 操作トラブル事例と具体的な対処法
  • 坂道駐車や長時間駐車での安全ポイント
  • 中古車購入時のチェック方法や注意点
  • メーカー別EPBの特徴やおすすめ設定

 

1. EPBとは? — ボタンひとつで駐車ブレーキを操作

EPB(Electric Parking Brake)は、従来のハンドブレーキレバーを電子制御に置き換えた駐車ブレーキです。運転席にあるボタンを押すだけでブレーキがかかり、解除もアクセルやギア操作で自動的に行われます。近年では、停車時に自動でブレーキを保持する「オートホールド機能」を搭載する車も増え、渋滞や坂道でも足をブレーキから離して待つことができます。

従来のハンドブレーキは力加減で効きが変わることがありましたが、EPBは電子制御により常に均一なブレーキ力がかかるため、駐車時の安全性が大幅に向上しています。また、デザイン面でも、手元にレバーがなくなることで運転席周りがすっきりし、インテリアの自由度も高まります。

2. ディスク式EPBの仕組みと特徴

ディスクブレーキは、ローターという円盤をブレーキパッドで挟み込むことで摩擦を生み、車を止める仕組みです。EPB搭載車では、キャリパー内に小型モーターやアクチュエータが組み込まれており、ボタン操作でパッドをローターに押し付けることで駐車ブレーキを固定します。

ディスク式EPBの特徴は以下の通りです:

  • ブレーキ力が強く均一で安定している
  • 摩耗状態が比較的分かりやすく、異常に気付きやすい
  • 電子制御でブレーキ力を自動調整できる車種が多い
  • 操作はボタン一つで簡単、発進時は自動解除される

体験談として、「市街地の渋滞でブレーキペダルから足を離しても車が滑らず、長時間停車が快適になった」という声も多く、日常的な使用で便利さを実感できます。

3. ドラム式EPBの仕組みと特徴

ドラムブレーキは、内部のブレーキシューを押し広げてドラム内部で摩擦を生み、車を固定します。後輪に採用されることが多く、EPBではモーターやアクチュエータによってシューを押し広げる方式です。

ドラム式EPBの特徴:

  • ディスク式に比べ摩耗が目に見えにくい
  • 摩耗が進むと効きが弱くなるため定期点検が重要
  • 操作はディスク式と同じで、ボタンで確実にブレーキがかかる

体験談:「中古車で後輪ドラム式のEPB搭載車を購入したが、初めは効きが弱く感じた。整備工場で調整してもらい安心して使用できるようになった」という例があります。

4. オートモードと手動モードの切り替え方

EPBには「オートモード」と「手動モード」があり、ほとんどの車で切り替え可能です。

オートモード:駐車時に自動でブレーキがかかり、発進時にはアクセルやギア操作で解除されます。便利で安全ですが、「本当にブレーキがかかっているか不安」と感じる方もいます。

手動モード:ボタン操作でブレーキをかけたり解除したりできます。長時間駐車、坂道、整備作業中など、ブレーキのかかり具合を自分で確認したい場合に便利です。

オートと手動を状況に応じて切り替えられることで、安全性を高めることができます。例えば、渋滞中のオートホールド使用と、長時間駐車時の手動操作を併用することで、安心して駐車ができます。

5. 操作トラブルの具体例と対処法

EPBは電子制御のため、操作中にトラブルが発生することもあります。よくある事例と対処法を紹介します。

  • ランプが点滅し続ける:ブレーキが完全にかかっていないかセンサー異常の可能性。非常解除を行うか整備工場で確認。
  • ボタンを押しても作動音がない:バッテリー不足やモーター異常。ライトやその他電装品の動作も確認し、必要に応じてロードサービスに連絡。
  • 解除されない、解除しても車が動かない:アクセルやギア操作でも解除されない場合は非常解除を試し、改善しない場合は専門業者に連絡。
  • オートモードで解除されない:オート機能の不具合や設定ミス。手動モードに切り替えて操作。
  • 操作後に車が少し滑る:摩耗や電子制御の調整不足の可能性。坂道ではギアを「P」に入れて二重で安全確保。

体験談:「坂道でオート解除がうまく作動せず、手動モードに切り替えたら正常に解除できた」という事例があります。操作トラブルは稀ですが、知っておくと焦らず対応できます。

6. 日常でのEPBの使い方と坂道駐車の実例

基本操作はシンプルです。駐車時はボタンを押し、ランプ点灯を確認。発進時はアクセルやギア操作で解除されます。解除されない場合は手動でボタン操作します。

坂道ではまずボタンでブレーキをかけ、ギアを「P」に入れて二重で安全を確保します。前向きや後向きに停める場合も、路肩を利用して車が滑らないようにします。オートホールド機能搭載車では、渋滞中にブレーキペダルから足を離しても車が滑らず便利です。

7. EPBを長持ちさせるポイント

  • バッテリーを健康に保つ
  • 異音や異臭があれば点検する
  • 洗車時は高圧洗浄機の水が直接アクチュエータに当たらないよう注意
  • 定期的に車検や点検で整備工場に状態確認

8. 中古車購入時のEPBチェック

中古車でEPB搭載車を購入する際は整備記録や取扱説明書の確認が重要です。交換歴やエラー履歴の有無を確認し、購入前にボタン操作で作動音やランプ表示、異音の有無をチェックします。整備工場で診断してもらうとさらに安心です。

9. メーカー別EPBの特徴

車種やメーカーによって、EPBの操作感や機能に違いがあります。例えば:

  • トヨタ・レクサス:オート解除がスムーズで、渋滞中のオートホールドが快適
  • ホンダ:オート解除時の反応がやや早めで、手動操作のフィードバックが明確
  • 日産・マツダ:ディスク・ドラム両方搭載あり、手動モードでの微調整が可能

10. よくある質問

  • バッテリーが上がったら? 非常解除機能を使い、必要であればロードサービスに連絡
  • オートモードで解除されない場合は? 手動モードに切り替えて操作、設定や取扱説明書も確認
  • 古い車に後付け可能? キットによる後付けは可能ですが、安全性や車検の確認が必要、専門業者に相談

11. まとめ

EPBはボタンひとつで車を安全に止められる便利な装置です。ディスク式もドラム式も基本操作は同じで、オートと手動モードを切り替えることで、状況や好みに応じて安全に使用できます。操作トラブルや異常に気づいたら早めに点検することが、長く快適に利用するポイントです。駐車場で操作に慣れ、安全にEPBを活用しましょう。

 

ブレーキの説明解説もあります

 

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