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レヴォーグ終焉とクラウンの逆襲。 2026年ステーションワゴンの現在地

 


レヴォーグ終焉とクラウンの逆襲。
2026年ステーションワゴンの現在地

週末の朝、トランクにキャンプ道具を積み込んで高速道路へ滑り出す。低く構えたボディが路面をしっかりと掴み、ワインディングでも乱れない。後ろを振り返れば、床から天井まで広々とした荷室に愛犬がくつろいでいる——それがステーションワゴンという車の、変わらない風景です。公的な販売データと各メーカーの公式情報をもとに、ステーションワゴンの魅力と現在を解説します。

 この記事を読むとわかること

  • ステーションワゴンとはどんな車か、セダン・SUV・ミニバンとの違い
  • どんな使い方・ライフスタイルに向いているか
  • 1990年代のブームから現在の「絶滅危惧種」になるまでの歴史
  • なぜ日本でここまで減ってしまったのか、その本当の理由
  • 2026年現在、新車で買える国産・輸入ステーションワゴンの全車種
  • 欧州ではなぜ今でも元気なのか

ステーションワゴンとはどんな車か

ステーションワゴン」という言葉を聞いて、すぐに車の形が浮かぶ人はどれくらいいるでしょうか。SUVやミニバンが当たり前になった今の道路では、ステーションワゴンを見かけること自体がかなり少なくなりました。でも、「なんとなく荷物がたくさん積めそうな車」というイメージはあるかもしれません。

ステーションワゴンを一言で言うならば、「セダンの走りの良さ・乗り心地を保ちながら、荷室を広く拡張したボディ形状の乗用車」です。

セダンはトランクが車体後部に独立した「3ボックス」構造を持ちます。ステーションワゴンはそのトランク部分をルーフまで延長し、後席とつながった一体的な大空間ラゲッジルームを持たせた「2ボックス」構造になっています。後ろのドアはハッチバックと同様に上方向に開く「バックドア」になっているのが一般的です。

他の車種との違い

似たように荷物が積める車として、SUVとミニバンがあります。この3つはよく混同されますが、それぞれ明確に違います。

ステーションワゴンは車高が低く、重心が低い設計です。これはセダンと同じ土台(プラットフォーム)から作られているためで、コーナリング時の安定感や高速走行時の乗り心地は、この3つのカテゴリーの中で最も優れています。具体的には、重心が低いほどコーナリング時のロール角(車体の傾き)が小さく抑えられ、左右に揺られる感覚が少なくなります。またサスペンションのストロークを無駄なく使い切れるため、路面の凹凸をしなやかに吸収しつつタイヤが地面を離れにくく、長距離ドライブの疲労感の少なさにも直結します。スポーティに走れる荷物運び道具、と言えば伝わるかもしれません。

SUVは車高が高く、最低地上高(路面とボディ底部の距離)も高く取られています。乗り降りのしやすさや視界の良さ、多少の悪路も走れる万能感が魅力です。近年は足回りの技術が向上したことで、走行安定性もかなり改善されています。

ミニバンは3列シートで大人数が乗れることを最優先した設計です。車高が最も高く、ファミリーカーとして長らく日本市場の王者に君臨しています。

ポイント:ステーションワゴン最大の強みは「走りの質と積載性の両立」にあります。SUVやミニバンより重心が低いので、長距離ドライブでの疲労感の少なさや、カーブでの安定感は今でも際立っています。


どんな使い方・ライフスタイルに向いているか

ステーションワゴンが本領を発揮するのは、「走ることも好きだけど、荷物もたくさん積みたい」というシーンです。具体的にどういった使い方に向いているかを見ていきましょう。

アウトドア・キャンプ・スポーツ

キャンプ道具、サーフボード、スキー・スノーボードセット、自転車といった大きな荷物を積む使い方に非常に向いています。ハッチバック式のバックドアを開けると、フラットで広大な荷室が現れ、テントやクーラーボックスもすっきり収納できます。荷室の開口部が低い位置にあるため、重い荷物を持ち上げる負担が少ないのも実用上の大きなメリットです(SUVは荷室床面の位置が高いため、重い荷物を持ち上げる必要があります)。

また走りがいいので、長距離のドライブも楽しめます。「荷物を満載して、高速道路を快適に走って目的地へ向かう」というシーンは、まさにステーションワゴンが得意とするところです。

ペットとのお出かけ

愛犬・愛猫と一緒に旅行やドライブをする方にも非常に人気があります。荷室にケージを置いたり、シートを倒してペット用マットを敷いたりと、使い勝手が良いのです。バックドアからそのままペットが乗り降りできる構造も便利です。ステーションワゴン愛好者には、ペット連れのファミリーやカップルが多いことが知られています。

長距離移動・旅行

セダンと同じプラットフォームから作られているため、乗り心地は乗用車的な滑らかさを持ちます。高速道路の巡航安定性が高く、長時間乗っていても疲れにくいのはワゴンならではの特性です。旅行の際に荷物をたっぷり積んでも、車の走りのキャラクターが変わりにくい点も魅力です。

機械式立体駐車場が使える

これは現代のワゴン選びにおいて非常に現実的なメリットです。都市部のマンションや商業施設には、高さ制限のある機械式立体駐車場が多く存在します。SUVやミニバンは車高が高いためこうした駐車場に入れないことが多いのですが、ステーションワゴンは車高が低い(一般に1,500mm前後)ため、多くの立体駐車場で利用できます。「SUVに乗りたいけど駐車場が使えなくなる」という悩みを持つ都市生活者にとって、ステーションワゴンは現実的な解決策になります。

走りにこだわりたい人

スポーツカーのように速くはなくても、「走っていて楽しい車に乗りたい」という人にも刺さります。特にスバルのレヴォーグのようにターボエンジンとAWD(四輪駆動)を組み合わせたモデルは、実用性と走行性能を高いレベルで両立しており、国内外のワゴン好きから熱い支持を受け続けています。


黄金時代 ── 1990年代のステーションワゴンブーム

今では「絶滅危惧種」などと言われるステーションワゴンですが、ほんの30年ほど前には日本中の道路を走り回っていました。当時を知る人にとっては、ワゴンはまさに「時代の顔」でした。

1989年

初代スバル レガシィツーリングワゴンが登場。それまでワゴンといえば「商用バン」のイメージが強く、一般的ではありませんでしたが、レガシィは乗用専用モデルとしてワゴンの価値を初めてアピールしました。高性能ターボエンジン搭載のGTグレードが特に人気を博し、「スポーツカーが嫉妬する」というキャッチコピーで一世を風靡します。

1990年代前半

レガシィの成功に各メーカーが追随。トヨタはカルディナやカムリグラシア、日産はアベニールやステージア、ホンダはアコードワゴン、三菱はレグナムなど、各社が競い合うように魅力的なモデルを投入しました。ステーションワゴンなら何でも売れると言われた時代で、国内の乗用車販売に占めるワゴンの比率は一時30%近くに達したと言われています。

1990年代後半

ここをピークに潮目が変わり始めます。1996年に登場した初代トヨタ アルファードの前身にあたる大型ミニバン、そして1997年に登場した初代トヨタ ハリアーが市場を大きく揺るがします。ハリアーはかつての本格クロカン四駆ではなく、乗用車感覚で乗れるラグジュアリーSUVというまったく新しいカテゴリーを開拓しました。

2000年代〜2010年代

ミニバンとSUVの急成長に押されて、各社が次々とワゴンラインナップを廃止。スバル レガシィツーリングワゴンも5代目が2014年に廃止され、後継のレヴォーグへバトンを渡します。かつて多数あった国産ワゴンは急速に姿を消し、現在では数えるほどになりました。


なぜ日本から消えていったのか



ステーションワゴンがここまで減った理由は、一つではありません。いくつかの要因が重なって、市場からの撤退を加速させました。

理由① SUVが「ワゴンのいいとこどり」を実現してしまった

1990年代当時、SUVは悪路を走るための本格四駆か、乗用車感覚を取り入れた初期のクロスオーバーSUVの段階でした。重心が高く、ハンドリングはワゴンに及ばず、高速走行の安定性も差がありました。だからこそ「走りも積載も」というユーザーにはワゴンが選ばれていたのです。

ところが、技術の進化によって現代のSUVは走行安定性を大幅に改善しました。重心が高いままでもサスペンション技術や電子制御の向上で安定性を確保できるようになり、ラゲッジスペースもワゴンと同等以上の広さを確保できるようになりました。さらに乗り降りのしやすさ、見晴らしの良さ、最低地上高の余裕も加わり、「あえて低いステーションワゴンを選ぶ理由」が消えてしまったのです。

SUVの詳しい解説です。参考にどうぞ!

tatsuyajitian.com

理由② ミニバンが「家族の夢」を引き受けた

1990年代後半から2000年代にかけて、3列シートミニバンが急成長しました。大人数が乗れる室内の広大な空間は、特に子育て世代の家族に支持されました。当時、狭い住宅事情のなかで「クルマの中だけは広くいたい」という欲求にミニバンが完璧に応え、アルファードに代表される高級ミニバンはVIPの定番にまでなりました。ファミリー向けの市場を根こそぎミニバンに持っていかれた形です。

ミニバンの運転のコツです。参考にどうぞ!

tatsuyajitian.com

パワースライドドアの注意点です。参考にどうぞ!

tatsuyajitian.com

理由③ メーカーが開発に積極的でなくなった

自動車メーカーにとっても、ワゴンは難しい立場になりました。ミニバンとSUVに売れ行きが集中する中、市場が縮小したワゴンに開発費を投入し続けることは経営的に非効率です。より売れるSUVや電動化に集中するため、ワゴンの新規開発やモデルチェンジが後回しになり、結果として競争力を失って廃止という流れを生みました。

かつてワゴンを揃えていたトヨタのカルディナ、マークIIブリット、日産のステージアやウイングロード、三菱のレグナムやランサーワゴンといったモデルは、今ではすべて廃止されています。

理由④ 「ワゴン=地味」なイメージの問題

これは数値で証明できる話ではありませんが、自動車業界ではよく言われることです。ホイールアーチが黒くデザインされ、車高が上がったSUVは「アクティブ・かっこいい」イメージと直結しやすい。一方、車高が低くフラットなシルエットのワゴンは、どうしても「会社の営業車」「地味」というイメージが先行しやすい側面があります。車は実用品である前に「なりたい自分を表現するもの」でもあるため、このイメージの問題は販売数に直結します。

データで見る:WEB CARTOPなどの報道によると、5年ほど前まで国内で新車として販売される乗用車(軽自動車含む)のおよそ10%をワゴンが占めていましたが、現在は3〜4%程度まで落ち込んでいます。この数字がワゴンの不人気をはっきりと物語っています。


欧州では今も人気、その理由

日本や北米でワゴンが消えていく一方、欧州の状況はまったく異なります。メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲンといったドイツメーカーは今でもワゴンを主力モデルとして揃え続けています。フォルクスワーゲン・パサートはセダンを廃止してステーションワゴン(ヴァリアント)のみのラインナップになりました。ボルボもV60、V90とワゴンシリーズを継続しています。

日本市場においても、メルセデス・ベンツ Cクラスは日本での販売のうち約3割がステーションワゴン(エステート)だったというデータがあります。輸入車ユーザーの中にはステーションワゴンの根強い需要が存在しているのです。

なぜ欧州ではワゴンが生き続けているのでしょうか。自動車メディアではいくつかの理由が挙げられています。まず欧州では長距離ドライブが日常的で、高速道路(アウトバーンなど)を安定して走れる低重心のワゴンが実用的に好まれる文化があります。また欧州ではSUVブームが来てもワゴンをブランドアイデンティティの一部として大切にするメーカーが多く、ユーザーもワゴンの走行性能に価値を見出し続けています。

スバルがワゴンを捨てなかったのも、欧州での成功体験と深く関係しています。スバルはレガシィからレヴォーグまで、ワゴンをブランドの中核に据え続けてきました。その姿勢が今も世界のワゴン好きから信頼を集めています。


2026年現在、新車で買える車種

 

では実際に今、どのステーションワゴンが買えるのでしょうか。国産車から順に紹介します。

国産ステーションワゴン

SUBARU

レヴォーグ

スバルのフラッグシップワゴンで、日本のステーションワゴン市場をほぼ一人で守り続けているといっても過言ではない存在です。2020年10月に2代目にフルモデルチェンジし、新世代プラットフォーム「SGP」採用により走り・静粛性・快適性が大幅に向上しました。搭載エンジンは1.8Lターボと2.4Lターボの2種類があり、全車AWD(四輪駆動)。スバル独自の先進運転支援システム「アイサイト」の最新版も搭載しています。車高が低い分だけロール角が抑えられ、サスペンションのストロークをフラットに使い切る設計が、コーナーでの踏ん張りと長距離での疲れにくさに直結しています。価格帯は363万円から536万円程度で、スポーツワゴンとしての完成度の高さは国産随一です。なお2026年4月をもって現行(2代目)モデルの新規受注は締め切られ、現在は在庫車および次世代モデルへの移行期間中となっています。次期モデルのフルモデルチェンジが見込まれており、購入を検討される方は最新の在庫状況をディーラーで確認することをおすすめします。

1.8L / 2.4L ターボ 全車AWD 363〜536万円 アイサイト標準 ⚠ 現行受注終了・在庫のみ

SUBARU

レヴォーグ レイバック

2023年登場のレヴォーグの派生モデルで、車高をアップしてSUV的な要素を加えたクロスオーバーワゴンです。最低地上高をレヴォーグより高めに設定し、オールシーズンタイヤにも対応。ステーションワゴンの走行性能を持ちながら、SUVに近い汎用性を実現した「いいとこどり」な一台です。アウトドア派やSUVとワゴンで迷っている方にとって有力な選択肢となっています。

1.8L ターボ AWD クロスオーバー

TOYOTA

カローラ ツーリング

2019年に登場したカローラシリーズのワゴンモデルです。TNGAプラットフォーム採用による低重心のスポーティなスタイリングが特徴で、全長4,495mm × 全高1,460mmとコンパクトにまとめられています。荷室容量は392Lを確保。2025年5月に一部改良が行われ、ガソリン車が廃止されて全車ハイブリッドモデルに一本化されました。燃費性能が重視されるようになった時代の流れを反映した改良です。価格は197万円台から338万円台で、国産ワゴンの中では最もリーズナブルなエントリー。Toyota Safety Sense(先進安全装備)も全車標準装備です。

全車ハイブリッド(2025年〜) 197〜338万円 荷室392L TSS標準

TOYOTA

クラウン エステート

2025年3月に登場し、2026年4月現在でちょうど1年が経過しました。クラウン エステートはステーションワゴンにSUVの要素を組み合わせた、新時代のワゴンと言えるモデルです。かつて2007年に生産終了した旧クラウン エステートの名前を復活させた形で、クラウンらしい上質な内外装と広い荷室を両立しています。ハイブリッドシステムを搭載し、パワフルでスムーズな加速と低燃費を実現。発売から1年が経ち、街中でも少しずつ見かけるようになりました。SUVとワゴンのクロスオーバーという立ち位置が「背が高すぎず、荷室も広い」という層に刺さり、熟年夫婦やアクティブシニア層にも評価されています。初期の納車待ちが落ち着き、現在は比較的スムーズに納車できる状況とも伝えられています(詳細はディーラー要確認)。

ハイブリッド ワゴン×SUV融合 2025年3月発売・発売1年

なお:マツダ6ワゴンは2024年9月に国内販売を終了し、2025年3月には全世界での生産も終了しました。かつて選択肢の一つだったホンダ シャトルも登録台数が減少しています。国産ステーションワゴンの選択肢は、現在は非常に限られています。

輸入ステーションワゴン(主要モデル)

欧州ではワゴンが今も現役であるため、輸入車の世界ではまだ多くの選択肢があります。ただし価格は国産より高くなります。

Mercedes-Benz

Cクラス エステート / Eクラス エステート

日本でも人気の高いメルセデス・ベンツのワゴンシリーズ。特にCクラス エステートは日本での販売の約3割がこのワゴン仕様だったとも言われ、輸入ワゴンの代名詞的存在です。ドイツ車らしい高い走行安定性と上質な内装が魅力で、走りとラグジュアリーを兼ね備えたいユーザーに支持されています。

輸入車 高級ワゴン 日本での需要根強い

Volkswagen

ゴルフ ヴァリアント / パサート ヴァリアント

欧州では依然として人気車種のゴルフ ヴァリアントはコンパクトワゴンの定番です。パサート ヴァリアントに至っては欧州でセダンを廃止してワゴンのみのラインナップとなったほどで、ドイツではワゴンが今も生活に根ざした車であることを象徴しています。日本でも輸入車好きには安定した支持があります。

輸入車 実用的ワゴン 欧州人気No.1クラス

Volvo

V60 / V90

ボルボはワゴンをブランドのアイデンティティとして長年守り続けているメーカーです。V60は比較的コンパクトで扱いやすく、V90はフラッグシップにふさわしい大型かつ優雅なワゴンです。北欧デザインの洗練された内外装と、安全技術で世界トップを走るボルボの実力が組み合わさった、ワゴン好きには垂涎の一台です。

輸入車 北欧デザイン 安全性世界最高水準

よくある質問(Q&A)

ステーションワゴンとSUVって、今は何が違うんですか?
最大の違いは車高です。ステーションワゴンは重心が低くセダンに近い走行感覚、SUVは車高が高く視界が広く乗り降りしやすい設計です。積載性はほぼ互角になってきていますが、ワゴンは立体駐車場への入りやすさや、コーナリングの安定性ではまだ有利な面があります。逆にSUVは見晴らし・乗り降りのしやすさ・悪路走破性で勝ります。
2026年に国産ワゴンを新車で買うなら、どれがおすすめですか?
コストパフォーマンスと燃費重視ならトヨタ カローラ ツーリング、クラウンの上質感とワゴンの広さを両立させたいならクラウン エステートが有力です。スバル レヴォーグは2026年4月をもって現行モデルの受注が終了しており、現在は在庫車のみの購入となります。次期レヴォーグへのモデルチェンジも見込まれているため、スバルを希望する方はディーラーで最新状況を必ず確認してください。どれも一長一短があるため、試乗して実際の乗り心地を確かめることが大切です。
ステーションワゴンは今後また増えると思いますか?
これは業界内でも意見が分かれるテーマです。SUVブームがここまで定着した現在、かつてのような国産ワゴンブームが再来するかどうかは不明です。ただし、スバルはワゴンをブランドの柱として守り続けており、トヨタもクラウン エステートを投入するなど、完全消滅にはなっていません。「SUVに飽きてきた人がワゴンに戻る」という動きも少しずつ見られており、今後の展開は注視に値します。
輸入ワゴンは維持費が高いですか?
一般的に輸入車は国産車より維持費が高い傾向にあります。車検や部品代、修理費などが国産車より割高になるケースが多く、特に年数が経過してからの維持費に影響が出やすいです。購入前に長期的な維持費もシミュレーションしておくことをおすすめします。なお、この点は車種・ディーラーによって大きく異なるため、具体的な金額については各ディーラーへの確認が確実です。
機械式立体駐車場でステーションワゴンは使えますか?
多くのステーションワゴンは車高が1,500mm前後のため、高さ制限1,550mm以下の機械式立体駐車場であれば利用できる場合がほとんどです。ただし車種によって異なるため、購入前に利用予定の駐車場の制限を確認してください。SUVやミニバンが入れない駐車場に入れることは、ワゴンを選ぶ現実的な理由として今も有効です。
スバル レヴォーグは今から購入できますか?
2026年4月をもって現行(2代目)レヴォーグの新規受注は締め切られました。現在は販売店に残っている在庫車のみが購入対象となります。次世代モデルへのフルモデルチェンジが見込まれていますが、具体的な発売時期は公式発表されていないため、購入を検討される方はスバルの公式サイトまたはディーラーで最新情報をご確認ください。

まとめ

ステーションワゴンはセダンの走りの良さと広い荷室を両立させた実用的な乗用車です。1990年代には日本の乗用車販売の約30%に迫るほどのブームを迎えましたが、ミニバンとSUVという二大勢力に市場を奪われ、現在では国産車の販売に占める比率は3〜4%程度まで落ち込んでいます。

ワゴンが減った最大の理由は、SUVが技術の進化によってワゴンの強みである「積載性」を取り込みながら、「高い視界・乗り降りのしやすさ・悪路走破性」というワゴンにはないメリットをプラスしてしまったことです。そこにミニバンのファミリー層取り込みとメーカーの開発投資の集中が重なりました。

しかし、ワゴンが完全に消えたわけではありません。2026年4月現在、国産ではトヨタ カローラ ツーリング、トヨタ クラウン エステートが新車で購入可能です。スバル レヴォーグは現行モデルの受注を終了し在庫販売のみとなっていますが、次期モデルのフルモデルチェンジが見込まれています。輸入車ではメルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン、ボルボなどが引き続き充実したラインナップを提供しています。

「走りを楽しみながら荷物も積みたい」「立体駐車場に入れたい」「アウトドアやペットとの旅行に使いたい」という方には、今でもステーションワゴンはベストな選択になりえます。SUVだらけの道路で、あえてワゴンを選ぶのも、いまや新鮮な個性かもしれません。

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本記事に掲載している車両価格・スペック・販売状況などの情報は、各メーカー公式サイト・自動車専門メディア(WEB CARTOP、くるまのニュース、ベストカー等)を参照して作成しています。情報は2026年4月時点のものであり、実際の情報は変更される場合があります。購入の際は必ず最新情報を各ディーラーでご確認ください。

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