「ラストアレスターとラストストッパー、結局どっちが効果あるの?」

結論からいうと、実績や第三者試験を重視するならラストアレスター、価格やDIYのしやすさを重視するならラストストッパーです。ただし、どちらも「サビを消す装置」ではありません。あくまでサビの発生・進行を抑制する「予防」のための製品です。

実際に調べてみると、両者には仕組み・取り付け方法・第三者認証の有無・価格帯など、名前の似た製品でありながら意外な違いがありました。この記事では、確認できる情報をもとにそれぞれの特徴を丁寧に解説します。どちらが自分の愛車と使用環境に合っているかを判断する材料として、ぜひ参考にしてください。

なお整備歴30年の私の見解をひと言添えると、雪国で10年以上乗り続けることを前提にするなら、第三者機関の試験実績や大手メーカーへの採用歴が確認できるラストアレスターを選びます。一方、費用を抑えてまず試してみたい・DIYで手軽に取り付けたいという方にはラストストッパーです。

この記事で分かること

  • サビが発生する仕組みと電子防錆の基本原理
  • ラストアレスターの特徴・開発背景・実績・取り付け方法
  • ラストストッパーの特徴・仕組み・取り付け方法
  • 2製品の具体的な違いと比較ポイント
  • 電子防錆装置全般への疑問に答えるQ&A
  • どちらの製品を選ぶべきかの判断基準

1. そもそもサビはなぜ発生するのか

電子防錆の仕組みを理解するためには、まずサビがどのように生まれるかを知っておく必要があります。

サビの発生は、金属(鉄)が持っている電子が水分や塩分などの電解質に奪われることで始まります。塗装の小さなキズや目に見えないミクロのピンホール(小孔)から水分が侵入し、鉄がイオン化して大気中の酸素と結合することで酸化が起こります。この酸化反応したのが「赤サビ」です。

日本の環境はサビにとって非常に好都合な条件が揃っています。沿岸部では潮風が塩分を運び、積雪地域では道路に散布される融雪剤(塩化カルシウム・塩化ナトリウム等)が車体下回りに付着します。梅雨の長雨や台風による高湿度も、サビの進行を後押しします。こうした環境では、たとえ新しい車でも数年後にはアンダーシャーシや車体の継ぎ目からサビが広がっていくことは珍しくありません。

サビへの対策として最も一般的なのは防錆塗料やアンダーコートの塗布ですが、これらは「塗布した場所だけ」を守るものです。車体の継ぎ目の内側や、物理的にコーティング剤が届かない構造的な死角には、どうしても対処しきれません。こうした課題に対して、電気の力で車体全体をカバーしようという仕組みが「電子防錆」です。

2. 電子防錆とはどういう仕組みか

電子防錆(電気防食ともいいます)の基本的な考え方は、「奪われた電子を外部から補充することで、金属の酸化反応を抑える」というものです。

サビが発生する根本的な原因は、金属が電解質(水・塩分など)を介して電子を失うことでした。ならば、失った電子を外部から常に補い続ければ、酸化反応が起きにくくなる――これが電子防錆の理論です。電気が流れる=電子が送り込まれるということを意味します。

この考え方は自動車に限ったものではなく、海底パイプラインや橋の橋脚、海中の港湾設備など、水や土中に置かれた金属構造物の防食技術として欧米ではすでに半世紀以上前から実用化されていました。大規模なインフラに使われてきた実績ある技術が、自動車向けに小型化・応用されたのが電子防錆装置です。

電子防錆の仕組みをひと言でまとめると、「バッテリーから微弱な電流を送り込み、金属が電子を失う(=サビる)反応を抑制する」というものです。水分が媒介となって電流が流れる仕組みのため、雨や結露・融雪剤など、むしろサビやすい条件のときほど有効に作動します。

ただし、電子防錆装置が有効に機能するためにはいくつかの前提条件があります。電流の媒体となる水分が必要であること、車体が電気的につながっていること(溶接やボルトでつながった金属部分なら効果が届く)、そして装置が正常に作動し続けていることです。これらの条件が満たされた範囲においては、ケミカル系コーティングが届かない見えないところにも電気的に効果を届けられるのが大きな特長です。

3. ラストアレスターとは

開発背景と歴史

ラストアレスターは、1987年にアメリカ・フロリダ州のCLI SYSTEM INC.によって開発された電子防錆システムです。フロリダは塩害の激しい海洋性気候で、車や構造物のサビ対策が特に重要な地域です。そうした環境の中で生まれたこの製品は、大気中の湿度を介して電流を制御し、防錆を実現するという当時としては革新的なシステムでした。

日本への導入後は、トヨタ・三菱・マツダ・いすゞ・日野・UDトラックスといった大手自動車メーカー6社の純正用品に指定されたほか、住友建機・ユニキャリア・コマツなどの建機メーカーにも採用された実績を持ちます。さらにJR・道路公団・自衛隊・バス各社・運送会社など、過酷な環境で車両を使用するプロの現場でも長く使用されてきました。

また、一般社団法人日本防錆技術協会によるJIS規格に基づいた試験をクリアし、その効果が第三者機関によって実証されています。30年以上にわたる実績が積み重ねられているのが、ラストアレスターの最大の強みといえます。

仕組みと特徴

ラストアレスターは、車体のバッテリーに接続した制御ユニットから、複数のアノード(電極)を経由して微弱な電流を車体に送り込む構造をとっています。アノードはタイヤハウスやアンダーシャーシなど、水が掛かりやすく乾きにくい場所に取り付けます。1つのアノードが半径約3メートルの範囲をカバーするため、車のサイズや形状によってアノードの数が調整されます。

この電流が、雨・結露・融雪剤を含んだ水膜を通して車体の金属に届き、塗装表面のキズやミクロのピンホールに電子を送り込みます。金属分子が安定した状態を保つことで、塗装の酸化・劣化が抑えられ、サビの発生が遅くなるのです。

注目すべきは、「サビやすい条件になったときだけ通電する」構造です。湿度が高いとき、水滴がついたとき、雨水がかかったときなど、実際にサビが発生しやすい状況でのみ効果的に作動します。逆に言えば、乾燥した状態ではほとんど電流が流れないため、無駄な電力消費もありません。

取り付け方法とメンテナンス

乗用車用(RA12V2chタイプ)の場合、ユニットをエンジンルーム内または車内に設置し、アノード2個をシャーシに接着して配線をつなぐという作業になります。所要時間は2時間程度とされており、専門ショップで依頼するのが一般的です。

メンテナンスは、消耗部品はアノードのみです。アノードの交換目安は2〜5年で(状況によって異なります)、半年〜1年に1回程度の点検が推奨されています。アノード1枚の交換は10分程度で完了します。ユニット本体の製品保証は3年間で、電圧が11.5V〜14.5Vの範囲で作動し、バッテリー電圧が低下した際には自動的に停止するオートプロテクト機能が備わっています。

価格帯については、販売代理店や取り付けショップによって異なりますが、本体価格はおおよそ4万円台〜7万円台の範囲で流通しているケースが見受けられます。取り付け工賃は別途必要となります。

4. ラストストッパーとは

製品概要と開発背景

ラストストッパーは、ツーフィット株式会社が開発・販売する電子式サビ防止装置です。欧米で長く実用化されてきた電気防触の原理を自動車に応用し、沖縄から北海道にかけて全国で長期にわたる実証テストを行って製品化されました。特に旧車(クラシックカー)ユーザーや、融雪剤の使用が多い積雪地域のドライバーの間でよく知られている製品です。

バッテリーから断続的に電子を送り込むことで金属の酸化を防ぎ、サビ腐蝕を抑制するというメカニズムは電子防錆の基本原理に基づいており、ラストアレスターと同様の方法をとっています。

仕組みと特徴

ラストストッパーはバッテリーに接続することで微量の電子を発生させ、それをボディの金属部分全体へ常時巡らせることで、金属の酸化を防ぎサビの発生を抑制します。電気的なバリアを車体全体に張るようなイメージと表現されることもあります。

12V車全車種に対応しており、バッテリー電圧が低下した際に自動停止するオートプロテクト機能も搭載されています。作動確認用のLEDランプが付いているため、正常に動作しているかを目視で確認できる点も特徴のひとつです。

ラインアップと取り付け

ラストストッパーには大きく2つのタイプが用意されています。通常タイプは軽自動車や一般乗用車向けで、ボディへの1点取り付けが基本となります。一方、ヘビーデューティータイプは海辺や雪の多い地域の車・Jeepのような大型四駆・すでにサビが始まっている車向けに設計されており、ボディと下回りの2カ所に設置できる仕様です。

取り付けはDIYでも対応できるように設計されており、本体の電源線をバッテリーのプラスとマイナスに接続し、付属の電線を車体のフレーム(塗装面)に接続するという手順です。ラストアレスターと異なり、アノードを複数箇所に貼り付ける作業が必要ないため、比較的シンプルな取り付けが可能です。なお、電線は必ず塗装してある面に接続する必要があり、剥き出しの金属に取り付けるとサビがその箇所に集まってしまうため注意が必要です。

価格については、軽自動車タイプが2万円~、ヘビーデューティータイプが2万5000円~という情報が確認されています(価格は時期や販売店によって変動する場合があります)。

5. 2製品の違いと比較

ここまでそれぞれの製品を個別に見てきましたが、改めて両者の特徴をまとめて比較してみましょう。

比較項目 ラストアレスター ラストストッパー
開発・製造 CLI SYSTEM INC.(米国) ツーフィット株式会社(日本)
原理 アノードから微弱電流で電子補充 バッテリーから電子を常時巡回
アノードの有無 あり(複数箇所設置) なし(本体のみ)
取り付け方法 ショップ作業推奨(2時間程度) DIY対応可能
消耗品 アノード(2〜5年目安で交換) 記載情報なし
バッテリー保護 自動停止機能あり 自動停止機能あり
第三者機関認証 日本防錆技術協会 JIS試験クリア 実証実験あり(詳細は要確認)
大手メーカー採用 自動車6社・建機メーカー等 確認情報なし
価格帯の目安 2万円台〜7万円台(代理店・仕様による) 軽1.7万円〜HD2.7万円(税別)
ラインアップ 乗用車用・大型車用など複数 通常タイプ・ヘビーデューティータイプ

仕組みの違い

両製品とも「電気の力でサビを抑制する」という点では共通していますが、防錆方法に違いがあります。ラストアレスターは複数のアノード(電極)を車体の各所に貼り付け、水分を媒介として電流を流すことで防錆する仕組みです。アノード自体が消耗品となり、定期的な交換が必要な反面、水分に反応して必要なときだけ作動するという制御された仕組みを持っています。

ラストストッパーは本体のみで構成されており、バッテリーから断続的に電子を送り込む構造です。取り付けがシンプルで、DIYでも対応しやすい点が特徴です。

6. 電子防錆はオカルトと言われるのはなぜ?

電子防錆装置を調べていると、「オカルト」「効果なし」「信じる者は救われる」といった辛口の声に出くわすことがあります。実績のある製品に対してなぜそのような評価が生まれるのか、解説します。

効果を数値化しにくい

電子防錆の効果を「体感する」ことは非常に難しいです。取り付けた瞬間に何かが変わるわけでも、サビが目に見えて消えるわけでもありません。本来であれば「同一車種・同一使用環境の車を2台用意し、一方だけに装着して数年後に比較する」という方法でしか厳密な効果検証はできません。しかし一般ユーザーがそのような条件を用意することは現実的に不可能です。結果として「付けてみたけど、効いているのかよくわからない」という感想になりやすく、懐疑的な評価につながります。

数年単位で差が出る

電子防錆の効果は、取り付けた翌日や翌月に現れるものではありません。サビの進行を「遅らせる」性質上、差が目に見えてくるのは数年後、場合によっては5年・10年単位の話になります。「1年使ったが変化を感じない」という声も、考えてみれば当然です。新車に取り付けた場合はなおさらで、「もともと錆びていないから効果があるのかわからない」という状況になりがちです。長期的な視点で評価すべき製品を、短期間で判断しようとすることが「効果なし」という誤解を生む一因となっています。

サビを消す装置ではない

「電子防錆装置を付けたのにサビが出た」という声も、オカルト論の根拠として挙げられることがあります。しかしこれは製品の性質を誤解したものです。電子防錆装置はサビを「消す・取り除く」装置ではなく、あくまでサビの「発生と進行を遅らせる」ための予防装置です。すでに錆が発生した状態で取り付けても既存のサビは除去されませんし、100%サビを防ぐ保証をうたっている製品もありません。この点はラストアレスターのメーカー自身も「既に発生した錆の進行は完全には止められない」と明言しています。期待のずれが「効かない」という評価を生んでいることも少なくありません。

粗悪品も存在する

電子防錆というカテゴリ自体への不信感が広まっている背景のひとつに、粗悪品の存在があります。ラストアレスターやラストストッパーのような実績のある製品とは別に、原理だけを借用した安価な類似品が市場に流通しています。こうした製品の中には、電気的に正しく動作しないものや、アース接続が不十分な設計のものも含まれており、「試したけど全く効果がなかった」という体験談の一部はこうした製品に起因している可能性があります。みんカラの整備士ブログでも「ネットで効果がないと書いている方の多くはアースに落としていないため防錆電流が流れていない」という指摘があるほどです。製品選びと正しい取り付けが、効果を左右します。

電子防錆が「オカルト」と呼ばれやすいのは、製品が悪いのではなく「効果が見えにくい・比較しにくい・誤解が生まれやすい」という性質によるところが大きいと言えます。自衛隊・JR・大手自動車メーカーが採用してきた技術であることを踏まえると、原理そのものを否定する根拠は薄いでしょう。

7. 電子防錆装置を使うメリットと注意点

メリット

電子防錆装置全般のメリットとして最も大きいのは、「電気的につながっている部分にはどこでも効果が届く」という点です。塗布・吹付け型の防錆剤はあくまでも「処理した場所だけ」を守るものですが、電子防錆は車体の金属が溶接やボルトでつながっている限り、その範囲に電子を届けることができます。

また、一度取り付ければ電源が供給される限り継続的に効果が持続します。ケミカル系防錆剤の場合は1年前後で効果が低減するため、毎年の再施工コストが発生しますが、電子防錆は消耗品(ラストアレスターの場合はアノード)の交換だけで長期間の効果を維持できます。

さらに、ラストアレスターのメーカーQ&Aによると、塗装の劣化を防ぐことで車体の光沢を長く保つ効果も期待できるとされており、将来的な下取り評価への好影響も考えられます。

注意点・限界

電子防錆装置について理解しておくべき重要な点があります。まず、すでに発生した錆を完全に止めたり、除去したりする効果は期待できません。これはラストアレスター自身のQ&Aでも明言されていることで、「既に発生した錆の進行を完全には止められないが、遅らせることができる」という表現がされています。電子防錆はあくまでも「予防」が主な目的です。

注意

電子防錆装置は、錆を「取り除く」ものではなく「発生・進行を抑制する」ためのものです。すでに錆が進行した車体に取り付けても、既存の錆が消えるわけではありません。新車や錆が少ない段階での取り付けが最も効果的です。

また、電流が流れるには水分(電解質)が媒介として必要です。砂漠のような極端に乾燥した環境ではほとんど作動しません。ただし、日本の気候環境(高湿度・梅雨・積雪・潮風)では概ねこの条件が満たされやすいため、問題になることは少ないでしょう。

さらに、電気的につながっていない部分(例えばプラスチック・ゴム・ガラスなど)には効果が届きません。車体の金属部分に対する効果であることを念頭に置いておく必要があります。ラストアレスターのQ&Aでは、平均的な車においてボディの75%程度まで防錆可能と記載されています。

8. どちらを選ぶべきか

ラストアレスターとラストストッパー、どちらを選ぶかは使用環境・目的・予算・取り付けへの考え方によって変わってきます。

ラストアレスターが向いているケース

第三者機関による実証データや大手メーカーの採用実績など、信頼性の裏付けを重視する方にはラストアレスターが向いています。JR・自衛隊・運送会社といったプロの現場での使用実績は、長期的な耐久性と効果を示すひとつの指標となります。トラックや建設機械など大型・商用車への対応実績も豊富で、車格の大きい車両や厳しい環境で使う場面を想定しているなら選択肢として検討しやすいでしょう。また、アノードが消耗品として機能し「正常に作動しているか」を点検しながら維持できる点も安心感があります。

ラストストッパーが向いているケース

DIYで手軽に取り付けたい方、費用を抑えたい方にはラストストッパーが選ばれています。特に旧車(クラシックカー)ユーザーの間では長く親しまれており、融雪剤の散布が多い積雪地域のドライバーにも利用されています。軽自動車タイプとヘビーデューティータイプの2ラインアップがあり、用途に応じて選べる点も便利です。

なお、両製品ともに「すでにサビが発生した状態で取り付けても既存のサビは除去されない」という点は共通しています。どちらを選ぶ場合でも、なるべく錆が少ない段階での取り付けが最も効果的です。

9. ユーザーの口コミ・評判

ここでは、みんカラや楽天市場などに投稿された実際のユーザーの声をご紹介します。いずれも実際に購入・使用したユーザーの感想をもとにまとめたものです。効果の実感には個人差があり、使用環境によって結果が異なる点をあらかじめご了承ください。

ラストアレスターの口コミ

ラストアレスター

錆で朽ち始めてきた車を延命するために導入しました。メインのインプWRXにも装着済みで、今のところ目立った錆は見当たりません。

みんカラ / 2021年5月投稿
ラストアレスター

色んな人の評価も良いので、錆止め・色あせ防止目的に購入してみました。消防車にも使われているようです。結構高額なものなので、長く使えて効果があればいいなと思っています。

みんカラ / 2021年1月投稿
ラストアレスター

防錆と色あせ防止に期待して取り付けてもらいました。効果は数年後にわかることでしょう……。融雪剤対策として今冬から導入しました。アルミテープチューンのようにオカルト呼ばわりされることもあるようですが、普通の人は何十年も同じ車に乗り続けるわけではないので比較が難しいですよね。

みんカラ / パーツレビュー
ラストアレスター(アノード)

商品自体はこれしかないので非常に良いと思いますが、値段が少々高いので星4つ。後はサビなければ良いのですが、全くサビないということはなく、錆は進行していきます。効果のほどは、同じ車体と同じ使われ方をしている車を2台用意できませんし、「信じる者は救われる」精神で取り付けてください。

Yahoo!ショッピング / 購入者レビュー
ラストアレスター(整備士視点)

2chタイプ(軽〜小型車用)の価格は64,000円(工賃別)です。6万円以上使って本当に錆が抑えられるのか疑問に思う方もいるでしょう。「絶対に錆びない」とは言い切れませんが、同種製品を10台以上装着してきた経験では明らかに差はあります。ネットで「効果がない」と書いている方の多くは、アースに落としていないため防錆電流が流れていないケースが多いです。

整備士ブログ / 小森自動車工作所(2019年7月)

ラストストッパーの口コミ

ラストストッパー

雪国なので毎日道路は融雪剤だらけ。もうすぐ9年目を迎えるエヴリィで、サビがとにかく気になっていました。たまに下回りに水道水をかけていましたが、この製品のおかげでサビの発生はめちゃくちゃ少ないです。

みんカラ / パーツレビュー
ラストストッパー

スラッシュ納車時(2015年)に取り付けて、3年半経ちましたが目立った錆もなく良さげです。半信半疑で買いましたが買って良かったと思います。ただ当たり外れが多い商品なのでご注意ください。

みんカラ / パーツレビュー(2019年1月投稿)
ラストストッパー ヘビーデューティ

レガシィDITアイサイトに取り付けました。最近の雪国は融雪剤の散布量が増えて、沿岸地域と変わらないくらいの錆問題があります。一冬使ってディーラーで下回りを点検してもらったところ「効いてるんじゃない」と言われました。過信せずに洗車メンテナンスをこまめにしながら使っていきたいです。

楽天市場 / 購入者レビュー
ラストストッパー ヘビーデューティ

以前から使用していて、性能を実感することは特にないのですが、冬の融雪剤がまかれている道路をよく利用するので装着しています。これで載せ替えを含めると6台目の装着です。これまでちょっとぶつけたりしたことがあっても、錆が気になったことはありません。

楽天市場 / 購入者レビュー
ラストストッパー

ロードスターを手放すつもりはないので、少しでもサビの進行が抑えられたらと思い取り付けました。効果があるかどうかすぐにはわからないけど、何もしないよりマシかな、という気持ちです。

みんカラ / パーツレビュー
上記の口コミはみんカラ・楽天市場・Yahoo!ショッピング・整備士ブログなどに投稿されたユーザーの感想を要約・引用したものです。効果には個人差があり、使用環境・車種・取り付け方法によって結果が異なります。口コミはあくまで参考情報としてお使いください。また「当たり外れがある」という声もあるように、取り付けが正しく行われているか(特にアース接続)を確認することが効果を発揮する上で重要です。

10. よくある質問(Q&A)

Q電子防錆装置を取り付けると、バッテリーが上がりやすくなりませんか?
A

ラストアレスターのメーカー情報によると、消費電力はラジオと同程度とされており、通常使用においてバッテリーへの過度な負担はないとされています。また、バッテリー電圧が低下した際には自動的に作動を停止する「オートプロテクト機能」が搭載されているため、バッテリー上がりのリスクは低く抑えられています。ラストストッパーにも同様のオートプロテクト機能が備わっています。

Q電子防錆装置の電流は人体に危険ではありませんか?
A

ラストアレスターのメーカーによると、流れる電流は微弱電流であるため、触れても問題ないとされています。また、低電流で作動するため、ガス・ガソリン・薬物等への引火の危険性もないとされています。

Q既にサビが出ている車に取り付けても意味がありますか?
A

ラストアレスターのメーカーQ&Aでは、「既に発生した錆の進行は完全には止められないが、錆が発生している部分に電子を集中させる構造のため、進行を遅らせることができる」と説明されています。既存の錆が消えるわけではありませんが、それ以上の広がりを抑制する効果は期待できます。ただし、取り付けのタイミングは早ければ早いほど効果的です。

Q電子防錆装置は乾燥した地域や屋内保管の車でも効果がありますか?
A

ラストアレスターは水分(電解質)を媒介として電流を流す仕組みのため、乾燥した環境や屋内保管で水分が少ない状況では作動が限定的になります。効果が最大限に発揮されるのは、雨・結露・融雪剤・潮風など、水分・塩分にさらされる環境です。日本の気候では概ねこうした条件が揃いやすいため、一般的な使用環境では問題になりにくいとされています。

Q電子防錆装置は車検に影響しますか?
A

本記事執筆時点で確認できる公開情報の範囲では、電子防錆装置の取り付けが車検に影響するという記述は見当たりませんでした。ただし、取り付け状態や配線の状況によっては個別に確認が必要な場合もあります。不安な場合は、取り付け前に車検整備を行う整備工場や販売店に確認されることをお勧めします。

Qラストアレスターのアノードはどれくらいのペースで交換が必要ですか?
A

メーカー情報によると、アノードの交換目安は2〜5年とされており、使用環境によって異なります。塩分・水分にさらされる頻度が高い沿岸部や積雪地域では消耗が早くなる傾向があります。半年〜1年に1回程度の点検が推奨されており、1枚の交換作業は10分程度で完了するとされています。

Qラストアレスターとラストストッパー、どちらが安いですか?
A

確認できる情報の範囲では、ラストストッパーは軽自動車タイプで1万7,000円(税別)、ヘビーデューティータイプで2万7,000円(税別)とされています。ラストアレスターについては販売代理店や仕様によって価格が異なるため一概に比較が難しいですが、概してラストストッパーのほうが低価格帯の選択肢が充実しているという印象があります。正確な価格は各メーカー・販売店に直接お問い合わせください。

結局どっちがおすすめ?

最後に、重視するポイント別のおすすめをひと目でわかるようにまとめました。どちらが正解ということではなく、自分の使い方・環境・予算に近い行を参考にしてみてください。

重視すること おすすめ
実績・信頼性 ラストアレスター
DIYで手軽に取り付けたい ラストストッパー
価格を抑えたい ラストストッパー
雪国で長く乗り続けたい ラストアレスター
旧車を維持したい ラストストッパー

まとめ

ラストアレスターとラストストッパーは、いずれも電気の力で金属の酸化反応を抑制し、サビの発生・進行を遅らせるという電子防錆装置です。基本的な作用は同じですが、仕組み・取り付け方法・実績・価格帯にそれぞれ違いがあります。

ラストアレスターは1987年にアメリカで開発され、国内の大手自動車メーカーへの純正採用や日本防錆技術協会のJIS試験クリアなど、第三者による実証データが豊富な製品です。アノードを複数個所に設置するため取り付けはショップに依頼するのが一般的ですが、確認できる実績・信頼性という点では充実しています。

ラストストッパーはDIYで手軽に取り付けられる手軽さと、比較的手の届きやすい価格が特徴です。旧車ユーザーや積雪地域のドライバーを中心に長く親しまれており、軽自動車タイプとヘビーデューティータイプのラインアップから用途に応じて選ぶことができます。

どちらの製品も、既存のサビを除去する効果は期待できません。電子防錆装置はあくまで「予防」の装置であり、できるだけ早い段階での取り付けが最大の効果を引き出します。錆は下取りにも影響するので、愛車の使用環境・駐車環境・予算・DIY対応の可否などを踏まえながら、自分に合った選択をされることをお勧めします。

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