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軽自動車のユーザー車検完全ガイド【準備編】必要書類と自賠責保険はどこで入る?

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最近は整備料金も値上げして車検代もバカにならないぐらいに高くなりました。

そこでおすすめするのがユーザー車検です。しかしユーザー車検をやってみたいけれど、何を用意すればいいのかがわからない。自賠責保険は、どこで入ればいいのだろう。そんな不安で、最初の一歩が止まっていませんか。

そこでまずは書類の準備から始めようと思います。書類を用意できればあとは、検査場に向かうだけですので確認しながらそろえていきましょう。

この記事でわかること

  • 用意する書類と記入方法
  • 書類をなくしたときと電子車検証で気をつけたいこと
  • 自賠責保険はどこで、いつ入ればよいか
  • 2026年11月からの自賠責保険料
  • 検査の前日にそろえておく物

目次

用意する書類の一覧

軽自動車の継続検査(いわゆる2回目以降の車検)で必要になる書類は、次のとおりです。それぞれの入手先と準備のポイント表にまとめました。前もって用意できるものと、当日に窓口でもらえるものがありますので、あわせて確認してください。必要な書類の案内は、軽自動車検査協会の「継続検査(車検)」のページでも確認できます。

書類など入手先準備のポイント
自動車検査証(車検証)常時車に備え付けてあります原本が必要です。満了日と、所有者・使用者の記載を確認します。電子車検証の場合は、後の章も読んでください。
いま入っている自賠責保険の証明書車検証と一緒になっています保険期間が残っている場合は、証明書を持参します。
新しい自賠責保険の証明書検査の前に加入してください次の車検の有効期間より長い期間が必要です。「自賠責保険はどこで入ればいい?」の章で説明します。
軽自動車税の納税証明書市区町村支払いがされていれば原則、提示は不要です。
点検整備記録簿整備手帳など、または公式の様式直近の定期点検の結果を記録した書類です。検査のときに提示を求められます。
継続検査申請書(軽専用第2号様式)検査場の窓口、またはダウンロードOCR用紙です。窓口でもらえます。ダウンロードして印刷する場合は、紙質などの基準を確認します。
自動車重量税納付書検査場の窓口など印紙販売窓口で重量税額の印紙を買い、貼って使います。
軽自動車検査票検査場の窓口で受け取り車を検査場に持ちこむ場合に必要です。事前に印刷するものではなく、当日、窓口で受け取ります。

ほかに、持ち主ではない人が代わりに手続きをする場合は、申請依頼書が必要になります。家族に頼むときも同じですので、あらかじめ検査場に確認しておきましょう。

1. 車検証を確認する

まず初めに、車検証の確認をして有効期間の満了日を確かめます。ユーザー車検は、期限ぎりぎりになると、不合格になったときにやり直す時間がなくなってしまいますので早めに受けましょう。

次に、記載されている内容に、いまの状況とちがう部分がないかを確認します。引っ越しをして住所が変わっているのに、車検証の住所が古いままだと、納税などの通知が来なかったりします。この場合は、先に住所変更の手続きが必要です。また、申請書類には、車検証に書かれている登録番号や車台番号などを、申請書類に書き写すことになります。写しまちがいを防ぐために、車検証は、記入するときは手元に置いておきましょう。

2. 軽自動車税が納付済みかを確認する

以前は、軽自動車でも納税証明書を持参しなければなりませんでした。しかし、令和5年1月から、軽自動車税の納付状況を検査場がシステムで確認できるようになり、原則として支払いが済んでいればいらなくなりました。軽自動車税納付確認システム(軽JNKS)の案内は、国土交通省などの公式ページで確認できます。

気をつけたいのは、納付した情報が、すぐにはシステムに反映されないことがあります。納付の方法によっては、反映まで日数がかかり、納付した直後に車検を受けると、確認できないことがあります。また、転入した直後も、反映されていない場合があります。税金を払ったばかりのときは、念のため、納税証明書や、納付した領収の控えを持っておきましょう。心配な場合は納税証明書を持参しましょう。

3. 自賠責保険の証明書を確認する

検査では、自賠責保険の証明書を持っていきましょう。ここで大切なのは、次の検査のあとの有効期間より長い保険に入っていることです。車検の期間が残っている場合はいま入っている自賠責保険の証明書(古い証明書)も必要になります。車検が切れていない場合は2枚の自賠責保険の証明書が必要になります。

たとえば、いま入っている保険が、車検が切れる日まで続いているなら、その証明書を持参します。そのうえで、次の2年間の車検をカバーする新しい保険に入り、新しい証明書も受け取っておきます。ですので2枚持参することになります。

ちなみに、任意保険の証明書は車検では必要ありません。

4. 点検整備記録簿を用意する(提示は任意)

点検整備記録簿は、定期点検の結果を記録する書類です。車検を受けるときに、かならず出さなければならない書類ではなく、車検検査のときの提示は任意です。ただし、これは「点検をしなくてよい」という意味ではありません。定期点検整備を行うことは、車の使用者に、法律で義務づけられていますが罰則はありません。記録簿は、その点検をきちんと行ったことを示す記録にもなります。

点検を行う時期は、車検の前にするか、あとにするかを、使用者が選べ申請します。

項目車検の前に点検する(前整備)車検のあとに点検する(後整備)
点検の時期検査を受ける前に、点検を終えます。検査を受けたあとに、点検を行います。
記録簿点検の結果を記録し、検査のときに提示できます。検査のときには、点検の結果がまだありません。点検のあとに記録します。
検査での扱い提示した記録簿で、点検の実施状況を確認してもらえます。「前検査(後整備)」として扱われます。
後日の案内とくにありません。点検の実施を確かめるアンケートはがきが、あとから届くことがあります。
気をつけたい点不具合が見つかっても、検査の前に直せます。検査のあとに、かならず点検を行う必要があります。忘れないようにしましょう。

検査のときに確認された点検整備の実施状況は、車検証の備考欄(電子車検証ではICタグ)に記載されます。点検の実施状況は、あとから自分の車の記録として、見返すことができます。くわしくは、国土交通省の「車検時の点検整備実施状況」のページも見てください。

記録簿の用紙は、車検証入れのなかの自動車メーカーの整備手帳についていることが多く、ない場合は、公式サイトなどで公開されている様式を印刷して使う方法があります。点検の項目は、ブレーキ、タイヤ、灯火類、足まわり、エンジンまわりなど、多くの部分に分かれています。点検した日、走行距離、各項目の結果を、順番に記録していきます。

できる方は点検項目に従って点検しましょう。しかしすべての点検を、自分でする必要があるわけではありません。ブレーキなどを分解して行う点検や整備は、専門の知識と設備が必要で、これを仕事として行えるのは、国の認証を受けた整備工場に限られています。自分で点検できない項目は、認証や指定を受けた整備工場に頼みましょう。車検の代行業者に頼む場合も、点検が確実に行われたかを、記録簿で確認することが大切です。

5. 申請書類を準備して記入する

検査のときに使う申請書類は、「継続検査申請書(軽専用第2号様式)」「自動車重量税納付書」「軽自動車検査票」の3つです。ただし、事前に用意できるものと、当日に窓口で受け取るものがあります。

まず、継続検査申請書は、検査場の窓口で受け取るほか、軽自動車検査協会の公式サイトからダウンロードして印刷することもできます。この書類は、機械で読み取るためのOCR用紙ですので、ダウンロードして印刷する場合は、紙質などの基準があるので気を付けましょう。不安な場合は、当日、窓口で用紙を受け取るのが確実です。公式サイトの「各種申請書類の一覧と記入例」には、記入例も載っています。

自動車重量税納付書は、検査場の窓口などで入手できます。印紙販売窓口で、重量税額にあたる金額の印紙を買い、納付書の印紙をはる欄にはって使います。重量税の金額は、車の経過年数などで変わります。初度検査から13年たっていない軽自動車で、エコカー減税などがない場合は、2年分で6,600円が目安です。13年をこえると8,200円、18年をこえると8,800円となります。エコカー減税の基準は見直されることがありますので、最新の内容は、検査場や国土交通省の案内で確認してください。

軽自動車検査票は、事前に印刷する書類ではありません。車を検査場に持ちこんで検査を受けるときに必要で、当日、検査場の窓口で受け取ります。

記入するときは、車検証を横に置き、登録番号、車台番号、使用者の氏名や住所などを、見ながら書き写します。検査の結果を書く欄など、検査のときに使う部分は、そのまま空けておきます。書き方がわからない欄は、無理に書かず、空けておいて、窓口で聞きましょう。

書類をなくしたら

車検証がないと、車検を受けることができません。見つからないときは、管轄の軽自動車検査協会の事務所で、再交付の手続きをします。受付は平日の日中しかできません。再発行に必要な書類は事務所によって違うことがありますので、行く前に確認しておきましょう。

自賠責保険の証明書が見つからないときは、加入している保険会社や、手続きをしたお店で再発行してもらえます。どこで入ったかわからないときは、前回の車検を頼んだお店や、車を買ったお店に聞いてみましょう。再発行には時間がかかることもありますので、検査の日の直前ではなく、気づいた時点で動くのが大切です。

納税の情報が確認できないときは、先ほどのとおり、市区町村の軽自動車税の担当課に問い合わせます。納付済みの情報がシステムに反映されていない場合は、そこで確認できます。

電子車検証の場合に気をつけたいこと

軽自動車も、令和6年1月から、紙の車検証に代わって、電子車検証に順次切りかわっています。電子車検証は、ICタグがついたカード型で、書かれている情報は最小限です。使用者の住所など、券面にない情報は、ICタグの中に記録されています。

券面にない情報も含めて、すべての内容が書かれているのが「自動車検査証記録事項」です。当面は、電子車検証を受け取るときに、紙で一緒に渡されることになっています。車検証といっしょに、大切に保管しておきましょう。なくしてしまったときは、国土交通省の「車検証閲覧アプリ」で、ICタグの内容を読み取って、出力することができます。電子車検証については、軽自動車検査協会の公式サイトにも案内があります。

必要な書類や納税確認の扱いは、車の種類や手続きによって変わることがあります。最終的には、軽自動車検査協会の公式案内に沿って確認してください。

自賠責保険はどこで入ればいい?

ここからは、質問の多い自賠責保険の話です。自賠責保険は、すべての自動車に加入が義務づけられている保険で、交通事故の被害者を救うためのものです。制度のくわしい説明は、国土交通省の公式ページにもまとまっています。入っていない車で公道を走ると、1年以下の懲役または50万円以下の罰金となり、違反点数6点で免許停止の対象にもなります。また、自賠責保険に入っていない車は、車検を受けることもできません。

保険料は、どこで入っても同じ

自賠責保険は、補償の内容も保険料も、どの保険会社で入っても同じです。ですから「どこが安いか」で選ぶ必要はありません。選ぶときの目安は、手続きのしやすさと、検査の日までに確実に証明書を受け取れるかです。

主な加入先と、それぞれの特徴

加入先特徴気をつけたい点
保険会社の営業所・代理店自賠責を専門にあつかっています。迷ったら、まずここがおすすめです。営業時間があります。検査日の前に、時間をとって行きましょう。
整備工場・ディーラー・自動車販売店ふだん付き合いのあるお店なら、相談しやすいです。車検を頼まない場合でも、自賠責だけ受けつけてくれるかは店によります。先に電話で確認しましょう。
カー用品店・ガソリンスタンド買い物のついでに手続きできることがあります。お店によっては、証明書がその日に受け取れないことがあります。
検査場の近くの窓口地域によっては、検査場の近くに自賠責をあつかう窓口があります。窓口の有無や受付の内容は、地域でちがいます。当日になってから探すのは避けましょう。

いちばんおすすめしたいのは、これまでの保険会社の窓口か、ふだんお世話になっている整備工場に相談する方法です。整備工場に相談しずらいでしたら、農協も自賠責保険の加入をしています。

入るタイミングは?

ユーザー車検では、新しい自賠責保険の証明書を、検査のときに他の書類と一緒に提出します。業者に頼む車検とちがい、だれかがまとめて手続きしてくれるわけではありません。ですから、検査の日より前に、自分で加入して証明書を手に入れておく必要があります。

保険がはじまる日(始期日)と、期間の選び方は、いま入っている車検と自賠責の期限に合わせて決めます。継続車検では、24か月か25か月で入るのがふつうで、どちらになるかは窓口で案内してもらえます。心配でしたら25か月で入るともし車検が切れていても自賠責保険が一か月余計にあるので安心です。

2026年11月から、自賠責保険料が上がります

自賠責保険料は、2026年11月1日以降に保険がはじまる契約(車検の満了日の次の日)から、全車種の平均で6.2%引き上げられます。値上げは13年ぶりです。

気をつけたいのは、新しい保険料が当てはまるかどうかは、手続きをした日ではなく、保険がはじまる日で決まることです。たとえば10月中に手続きをしても、保険のはじまる日(車検満了日の次の日)が11月1日以降なら、新しい保険料になります。軽自動車(検査対象車)の継続車検の保険料は、次のとおりです。これは、離島以外の地域(沖縄県をのぞく)に適用される金額です。沖縄県や離島では、保険料がちがいます。

契約期間現在の保険料2026年11月1日以降に始まる契約増える金額
24か月17,540円18,660円1,120円
25か月18,040円19,170円1,130円

車検の満了日が11月以降の方は、新しい保険料を考えておきましょう。金額は、2026年10月時点の公表情報にもとづく目安ですので、手続きの前に、保険会社の窓口や、損害保険料率算出機構が公表している最新の基準料率表(PDF)で、保険料と適用の開始日を確認してください。

前日の持ち物チェック

書類の準備がひととおり終わったら、検査の前日に、もう一度見直すといいでしょう。とくに、自賠責保険の証明書と車検証は忘れずに

前日の持ち物チェック

  • 車検証の原本(電子車検証の場合は、自動車検査証記録事項も)
  • いま入っている自賠責保険の証明書(保険期間が残っている場合)
  • 新しい自賠責保険の証明書(次の検査後の有効期間をカバーするもの)
  • 点検整備記録簿
  • 準備できた申請書類(継続検査申請書と自動車重量税納付書。軽自動車検査票は当日、窓口で受け取ります)
  • 重量税の印紙や、検査手数料などを払うための現金
  • 納税証明書(納付した直後の場合は念のため)

検査手数料や、その支払い方法は、検査場によって案内がちがうことがあります。当日に困らないよう、現金は余裕をもって用意しておきましょう。

まとめ

軽自動車のユーザー車検の準備では、書類は意外と簡単にできます。車検証、自賠責保険の証明書、点検整備記録簿を自分で用意し、申請書類は、事前に用意できるものもありますが当日に窓口で受け取るほうが間違えがなくいいです。軽自動車税の納税証明書は、原則いらなくなりましたが、払ったばかりのときは念のため持っていくいいです。書類が見つからないときや、電子車検証でわからないことがあるときは、検査の日の直前ではなく、早めに窓口へ相談しましょう。

自賠責保険は、どこで入っても保険料は同じです。迷ったときは、保険会社の窓口か、ふだんお世話になっている整備工場に、検査の前に相談するのがいちばん確実です。また、2026年11月1日以降に保険がはじまる契約からは、軽自動車の25か月で19,170円と、1,130円ほど高くなります。手続きをした日ではなく、保険のはじまる日で決まる点を、忘れないでください。

書類と自賠責の準備ができれば、ユーザー車検の最初の関門は越えたようなものです。さあー準備を始めましょう!

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