地方都市は本当はEV車がおすすめ!デメリットも地方暮らしが解説

地方都市は本当はEV車がおすすめ!デメリットも地方暮らしが解説

「電気自動車って都会じゃないと不便で乗れない」
「地方都市は毎日車を使うから、EV車は向かないかも」
「そもそも充電ステーションがあまりない」
そう思って、地方都市で電気自動車をあきらめてはいませんか?

確かに地方都市は、バスや電車が少ないです。私のところでは、1時間に1本ぐらいしか走っていません。タクシーも台数が少ないので、呼んでもすぐには来ません。でも、そんな地方都市だからこそ、EV車が向いているんです。その理由をお話しします。

この記事で分かること

・EV車が地方都市に向いている理由
・地方都市でのEV車のデメリット

目次

EV車は地方都市で本当に乗れるのか

EV車が向いているのは、こんな人です。遠くまで運転することが少ない人、一戸建てで車を家の近くに停められる人、ガソリンスタンドに行くのが面倒な人、ガソリン代を減らしたい人、家がオール電化の人。当てはまる人は、EV車に乗ってみる価値が十分にあります。

EV車のメリット

自宅で充電できる

地方都市は一戸建てで、家の近くに駐車場がある家庭が多いです。都会は賃貸が多く、一戸建てでも駐車場が家から遠いことがよくあります。その点、地方都市は充電器を家に付けやすく、車も近くに停めてあるので、「家に帰ったら充電しておく」がすぐにできます。

しかも、今はソーラーパネルを付けることで、電気代を安くすることもできます。ガソリンスタンドに行く時間がいらなくなるのも、地味に助かるところです。

毎日の通勤、買い物に使いやすい

通勤に車を使う人は、毎日走る距離がだいたい決まっています。買い物に使う人も、近所や近くのスーパーまでという人がほとんどではないでしょうか。こうした「走る距離が決まっている」使い方は、EV車ととても相性がいいです。

エンジンオイルなどのメンテナンス費用がかからない

EV車はモーターで走るので、エンジン車と違ってエンジンオイル、エアーエレメント、スパークプラグといった部品の交換がいりません。ただし、タイヤやブレーキといった消耗品の手入れは、エンジン車と同じように必要です。

非常時にEV車から電気がもらえる

地方都市は都会に比べて、台風や大雪、地震で停電が起きやすく、直るまでに時間がかかることも少なくありません。EV車は大きなバッテリーを積んでいるので、V2H(ブイツーエイチ)という機器をつなげば、車に貯めた電気を家で使うことができます。

大きなバッテリーを積んだ車種なら、家の電気を数日分まかなえるとメーカーは説明しています。実際に、過去の台風による停電のときも、EV車の電気で照明やスマホの充電をした人がいたそうです。ただし、何日分まかなえるかは、車のバッテリーの残り具合や車種、つなぐ機器によって変わります。防災のために付けたい場合は、対応している車種や機器のメーカーに確認してみてください。

 

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地方都市でEV車を持つときのデメリット

ここまで良いところを紹介しましたが、地方都市だからこそ困ることもあります。正直にお話しします。

公共の充電スタンドが少ない

家で充電できるのは大きな強みですが、遠くに出かけた先での充電は別の話です。急速充電器は大きな道路沿いやお店の駐車場に多く、地方都市の中でも山のほうや外れに行くと、充電できる場所がぐっと少なくなります。充電器が少ないと、順番待ちになることもあります。遠出をよくする人は、前もって行き先までの充電スポットを調べておくと安心です。

冬場は航続距離が短くなる

これは整備士として、特に知っておいてほしいところです。EVのバッテリーは寒いと力が落ちやすく、走れる距離が短くなります。しかも冬は暖房にも電気を使うので、カタログに書いてある距離より短くなるのが普通です。どのくらい短くなるかは車種によってかなり差があります。雪の多い地域で長い距離を走る予定がある方は、実際にどのくらい短くなるのか、確かめておきましょう。

車両価格が高め

EV車はガソリン車に比べて、車の値段が高いことが多いです。国や自治体の補助金を使えば安くなりますが、補助金には申し込める期間や予算の上限があり、金額や条件も年によって変わります。買おうと思ったときに、その時点での最新の情報を必ず確認してください。

バッテリーの劣化への不安

バッテリーは消耗品なので、年数や充電・放電の回数が増えるほど、少しずつ力が落ちていきます。ただ、どのくらいの年数でどのくらい落ちるかは車種や使い方によって差が大きく、はっきりとは言えません。多くのメーカーはバッテリーに長い保証を付けているので、買うときに保証の年数や範囲を確認しておくと安心です。

 

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地方都市ではガソリン車とEV車、どちらが向いているか

暮らし方・使い方 ガソリン車が向いている EV車が向いている
自宅の駐車環境 集合住宅・充電設備なし 一戸建てで充電器を設置できる
日常の移動距離 片道数十km以上の移動が多い 通勤・買い物中心で走行距離が短い
長距離移動の頻度 頻繁に県外への遠出がある 遠出は年に数回程度
冬場の使用環境 豪雪地帯で長距離走行が多い 積雪はあるが移動は近距離中心
停電・災害への備え 特に備えを重視しない V2Hによる非常用電源も確保したい

上記はあくまで一般的な傾向であり、車種や個人の使用状況によって当てはまり方は異なります。

よくある質問

Q. 地方都市でEV車に乗るなら、家に充電器がないと厳しいですか?

A. 絶対に必要というわけではありませんが、家で充電できないと外の充電スポットに頼る生活になり、手間が増えます。集合住宅に住んでいる方は、買う前に家や職場の近くに充電できる場所があるか調べておくと安心です。

Q. 雪国ではEV車は走れませんか?

A. 走ること自体はできますが、冬は走れる距離が短くなりやすいです。雪の多い地域で長い距離をよく走る方は、実際の車種で冬にどのくらい走れるか、お店で聞いてから決めるのがおすすめです。

Q. 災害のときにEV車は本当に頼りになりますか?

A. V2Hをつなげば、停電のときに車の電気を家で使えます。ただ、何日分まかなえるかは車種やバッテリーの残り具合、機器によって変わるので、防災のために考えている方は、事前に条件を確認しておくと安心です。

Q. 補助金はいつまで使えますか?

A. 補助金には毎年の予算があり、申し込みが多いと年の途中で終わることもあります。金額や条件も年によって変わるので、買おうと思ったときに公式サイトや自治体の最新情報を見ておくのがおすすめです。

まとめ

地方都市はバスや電車が少なく、車が生活に欠かせない分、走る距離がだいたい決まっています。この「走る距離が決まっている」ことこそ、EV車がいちばん力を発揮できる使い方です。一戸建てで家充電がしやすいこと、ガソリンスタンドに行く手間が省けること、そして非常時にはV2Hで家の電気をまかなえるかもしれないことまで考えると、地方都市暮らしとEV車の相性は決して悪くありません。

その一方で、外の充電スタンドがまだ少ないこと、冬は走れる距離が短くなること、車の値段が高めでバッテリーの劣化も気になることなど、地方都市ならではの注意点もあります。これらは、避けられない弱点というより、先に知っておけば対処できることばかりです。

結局のところ、EV車が向いているかどうかは、地方都市かどうかよりも、家の駐車場と毎日どのくらい走るかで決まります。一戸建てで充電器を付けられて、通勤や買い物といった近い距離が中心という方には、EV車はおすすめできる選択肢です。逆に、長い距離をよく走る方は、ガソリン車やハイブリッド車と使い分けることも含めて、無理のない形で考えてみてください。

 

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